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京都芸術大学【秋の1日体験入学】アートライティングコース:参加レポート

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こんにちはー、ぐっちです。

本日、京都芸術大学【秋の1日体験入学】アートライティングコース体験授業に参加しました!

正直、「アートライティング」って何!?のレベルです。

なんか難しそ〜、って思ってたんですが、参加してみたらとてもおもしろかったので記録しておきます。

 

 

京都芸術大学【秋の一日体験入学】アートライティングコース体験授業

担当教員

  • 大辻 都
  • かなもり ゆうこ

授業内容

「アートライティング」っていったい何? ひとことで言えば、アートについて書く行為、そして書かれた文章(作品)を指す言葉です。とはいえ、アートについてのイメージや意味の理解は人それぞれ。この体験授業では、アートとは何か、アートライティングとは何か、ていねいに説明していきます。同時にミニ講義として、「京都発」のアートライティングをご紹介。大学がある京都は芸術や文化の宝庫です。さまざまな視点や題材によるアートライティングの事例を見ていきましょう。

 秋のオンライン1日体験入学 | 説明会・相談会 | 京都芸術大学 通信教育部(通信制大学) 

参加レポート

「アートって何?」のお話

人の心を動かすもの=アート

アートライティングとは・・・

  • アートについての発見を文章にして伝えること
  • 書かれた文書もアートである

アート、って聞くとつい「美術作品」とか芸術的ななんかすごいの想像しがちだったんだけど、「人の心を動かすもの」なら日々の生活の中で溢れてるよね。

たとえば、なにこの肉じゃがめっちゃおいしい!とか、この人の服装めちゃおしゃれやん!とか、そういったことに対して自分の感じたことや気づいたこと、さらに深掘りして、レシピは?どうしてそのレシピは生まれたの?他の人はその肉じゃが食べてどう感じたの?とか調査して、それらを読む人にわかりやすいように伝える、ってのも「アートライティング」ってこと?

なんか、肉じゃがってわかりにくい例だったかもしれないけど…アートライティングってなんぞや?って感じの私でも一気に身近に感じることができました。

「京都発」に絞って5つのアートライティングを紹介

1.「奇想の系譜」辻 惟雄著

 

伊藤若冲らを「奇想の画家」という視点から紹介した本。

一つの絵からいろんな思考が生まれるのっていいよなー。
私だったら「なんか花がめちゃたくさんある」とか、「鳥がいる、何の鳥だろ」で終わっちゃう。その絵から感じたこととか研究したことを言語化するってまじ難しい。

ほらね、全然言語化できてない・・・

 

2.「京都の平熱―哲学者の都市案内」鷲田 清一著

 

市バス206系統に沿って京都案内する内容。

その中でも、通称「縁切り神社」と呼ばれる「安井金比羅宮」について書かれた部分で、絵馬ウォッチングについて書かれた部分を紹介。いろんな人の思いが書かれた絵馬について書いてあったんだけど、行ったことないけど面白さと怖さと興味が湧く文章だった。

 

3.「京都の中華」姜 尚美著

 

「京都ならでは」の中華について書かれた本。

京都市左京区にある四川料理 駱駝について書かれている部分の紹介。

ひとつの料理に対してこんなに書くことあるんだ〜ほぉ〜って思った。その時の情景を思い浮かべることができるような描写が良い。実際にアートライティングコースの生徒と講師でこの店に食べに行ったこともあるらしい。

 

4.「ガケ書房の頃 完全版 ―そしてホホホ座へ」山下賢二著

 

京都で開店した「ガケ書房」から「ホホホ座」を開店させるまで、エッセイのような本。

文章もだけど、考え方とか人柄がおもしろいな、と思った。

「ホホホ座はやけに本が多いおみやげ屋」らしい。たしかに、本屋=本を買う場所だけど、そこにもたくさんの人や思いがあるもんね。どうしてその本屋だったのか、どうやってそこまで行って、なんでその本を買ったのか、そういう思い出とか体験そのものも大事にしたい。

 

5.「パンの都 -パン愛がとまらない町、京都のいま昔」

uryu-tsushin.kyoto-art.ac.jp

講義をしてくださった大辻都さんの書かれたWEB記事。

パンの消費量で1位になることも多いという京都のパン屋さんについて、歴史的背景や明治25年に京都で最初に誕生したパン屋さんの歴史や現在、将来のことについてなど、緻密な調査とインタビューをもとに書かれている。

文章を書くために

  • 調査力
  • 観察力
  • 編集力

この3つが大切。

文章力は才能ではなく、いろんなとこに気配りしながら「おもしろい!」と思ったことをおもしろく書いて相手に伝えること。

観察力と言語化の習慣が大事。

本を読んでる時も、自分が書くならどう書くか、という感覚をもって読んでみる。本の内容だけではなく、表現にまで着目してみる。

感想まとめ

私は言語化するのが苦手で、美術館に行った時とか本を読んだ時とか、心はすごい動いてるし思いはあって、でもいざその感想を書こうと思うと何も出てこない。

「すごかった」「やばかった」「ちょー感動した」これじゃあ相手には何も伝わらない。自分の言葉にしようと思うと一気に緊張しちゃうというか、ちゃんとしなきゃ、って思っちゃうのかな。どうしたら書けるのかな、って思ってた。

今日の講義の最後のQ&Aコーナーで、私と似た内容のことを質問してくれた方がいて、その返答↓

「いきなり深い良いこと言おうとしないで具体的なことを言語化してみる。誰それのあの作品が良かった!あの言葉が良かった!素材感が良かった!とか、自分が惹かれたものについて具体的に言葉にしてみる。そういう具体的な内容がいくつか出てきたら抽象的にまとめられるようになってくる。
作品に意味をもたせるのではなく、作品を見てどう感じたのか、作品から自分自身が受け取ったものを伝えるようにする。」

 

ふむふむ。メモとるのも大事だね、私すぐ忘れちゃうから、それもあって言語化できないのもあるな、って思った。

あと最後に、かなもりゆうこさんが言ってたことも心に残ったよ。

「言葉はその人がどんな思考をしてどんな世界を味わっているのかがわかる。そこを深める・広めることは、自分の人生を豊かにすることでもある」
私のメモ書きをもとに書いてるから違うとこもあるかも。

 

文章書くの苦手だけど文章書けるようになりたい!ってブログを始めた私には特にタイムリーな内容でした。

【秋の1日体験入学】あと3日間他のコースの受講ができるので、気になる方はぜひお申し込みしてみてください。

www.kyoto-art.ac.jp

 

私は【グラフィックデザインコース】【芸術教養学科】【イラストレーションコース】も申し込んでます。

芸術の秋、学びの秋ですね!

最後まで見てくれてありがとうございました〜